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テストエンジニアの需要とやりがい

やりがいと魅力

現在市場に数多く出回っているITシステムは、すべてテストエンジニアによるテストの工程を経たものです。世の中に安心・安全なシステムを送り出す重要な役割を担うテストエンジニアの今後の需要、そしてテストエンジニアが仕事を通じて得られるやりがいについてご紹介しています。

やりがいと魅力
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需要が安定している

さまざまなエンジニアのなかでも、テストエンジニアは今後の需要に期待できる職種の一つです。日本はものづくり大国ともいわれるほど、製造業がさかんな国です。そんな日本では日々さまざまな製品が誕生し、市場に出ています。そのすべての製品において、テスト工程は欠かせません。さらに、これからますますIT技術が進化し、開発の規模の拡大や複雑化なども予想されます。そのため、製品テストを行う機会が途絶えることはなく、テストエンジニアの活躍の場はどんどん広がっていくと思われます。
一部、AIの発展とともにエンジニアの活躍の場が失われるとされており、テストエンジニアも他人事ではないといわれています。しかし、単純作業のテストがAIに置き換わった場合、テストエンジニアが担当するのは上流工程でのテストに特化される可能性もあるそうです。そうなった場合は、該当分野に強みを持つテストエンジニアの将来性は十分に期待が持てるでしょう。

得られるやりがい

テストエンジニアは、リリース前の製品にバグがないかユーザー視点に立ってテストを行う工程を担います。品質の保たれたより良い製品を世の中に送り出せるようにすることが、テストエンジニアの主な仕事です。ユーザー視点が欠けていると、実際にユーザーが操作した際にさまざまな不具合が生じてしまいます。こうしたトラブルを未然に防止するためには、テストエンジニアのスキルと存在が欠かせないのです。
テストエンジニアは黙々とテストを行うポジションというイメージを持たれがちですが、実際には下流工程だけでなく上流工程に触れることも珍しくありません。技術面のスキルはもとより、プロジェクトチーム間で連携を図るためのコミュニケーション能力、また、開発者への改善提案もテストエンジニアに求められます。このように、さまざまな部署と連携して品質が担保できるシステムをリリースできることは、テストエンジニアの大きなやりがいといえます。テストエンジニアの存在がなければ、品質の保証ができないまま製品を世に送り出すことになります。そうなるといくつもの工程でバグが見つかったり、正常な動作をしなかったりとさまざまなトラブルに見舞われるでしょう。前述した将来性も含めて、テストエンジニアはこれからもなくてはならない重要なポジションであり、まさに縁の下の力持ちといえる職種なのです。